日本の社員は94%がやる気なし?!

　一般的には、優秀な成果を残した社員には賞与などを与える企業が多いです。しかし日経新聞の記事によると、現在日本の社員のうち「周囲に不満をまき散らしている無気力な社員」の割合は24％、「やる気のない社員」は70％でした。驚くべきことに、やる気のある社員はたった4%しかいないということです。つまり、給与や報酬といった外発的動機付けのみでは一時的にモチベーションが上がっても、それを持続させるのは難しいのです。
　そこで重要視されているのが、内発的動機付けです。感謝されたり認められることで、自分の中で達成感や幸せを感じ、やる気が持続すると言われています。

　それを証明するように、マズロー５段階欲求の４番目には尊厳の欲求があります。簡単に言えば、人は皆大人になっても褒められたい、認められたいのです。
今自分がやっている仕事が認められ、その努力を褒められたら誰でも嬉しいですよね。
　そして、褒められたり認められた後に初めて次の段階の自己実現の欲求、つまり自分の能力を発揮しようという気になるのです。
　社員全員がこうなれば、業績も上がるかもしれません。

　社内表彰のメリットは、他にもあります。皆の前で表彰されることは、多少恥ずかしくとも喜びは倍増し、自信に繋がります。若手社員なら、表彰されている先輩を見て「こんな風になりたい！」と目標にもなります。
　さらに、トロフィーという形が残るものをプレゼントすることで、それを見るたびに表彰された時のことを思い出し、モチベーションを上げることができる…そんな効果もあります。